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カラーのカウンセリングの仕方③〜提案方法〜

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提案

では、実際に具体的な提案方法に入ります。

カラーの提案方法はかなり膨大です。

提案の流れをしっかりもっていないと、

何度も同じ話をしてしまうはめになったり、

話すべき事を話さなかったり、

うまく伝わらなかったりします。

なのでまずは、

『提案』というパートを整理します。

提案の中身

何に対して提案をしていくのか?

  • 理由に対しての提案
  • 原因に対しての提案

この2つが提案のメインとなり、基本となります。

理由は希望に対しての理由。

原因は悩みに対しての原因。

この2つから外れた提案をしても興味をもってもらえません。

自分に必要な事以外を話されても聞いてもらえません。

理由と原因に関しては以前のカウンセリング①で書いてありますので、

そちらをご参考に。

提案をする内容の基準

  • 似合わせ
  • バランス
  • 色の長所・短所

この3つ。

例えば、カラーは数限りなく種類があります。

その中からなぜそれを提案するのか?

何を基準に提案するものを選ぶのか?

もちろん、センス的なものもあるでしょうが、

キャリアが浅いとセンスは説得力をもちません。

後述しますが、メリットが説明できなければ提案を受け入れていただくのは難しいです。

提案のルール

  • メリットとデメリットを必ず説明する。
  • 提案は1つではなくいくつか用意する。

以上です。

ここまでご理解いただければ提案は難しくありません。

実際に例をあげて説明します。


例1:悩みを持っている

お客様の状態

:スタイルは肩ぐらいの重めグラデーション

:新生部2センチ

:既染部1oレベル、やや黄味よりのブラウン

:いつも8レベルぐらいのブラウンにしてる

:パーマ、黒染めなどの履歴なし

:日によくあたるので色落ちが早くて困っている

:希望の色はやや落ち着かせる感じ

だとしましょう。

この方の悩み色落ちが早い、に対して提案をします。


 

原因は日焼け。

そうなると気になる場所は表面と毛先

提案1:いつもより暗めの色

メリット-単純に色が濃くなれば色は長持ちします。

デメリット-スタイルも重めなのでいつもより重く、暗い印象になる

 

提案2:いつもぐらいの明るさにローライト

メリット:明るさの印象を変えずに表面の色持ちをよくできる

デメリット:時間と料金がプラスになる

 

提案3:いつもより少し暗めにハイライト・ローライト

メリット:色々混ざるので色の落ち方が変わる

デメリット:やや派手になる、時間と料金がプラスになる

簡単に書くとこんな感じです。

例2:希望がある

お客様の状態

:肩ぐらいの重めグラデーション

:新生部2センチ

:既染部1oレベル、やや黄味よりのブラウン

:いつも8レベルぐらいのブラウンにしてる

:パーマ、黒染めなどの履歴なし

:柔らかい印象にしたい

:希望の色は今より明るく

だとしましょう。

 

この方の希望、今より明るくしたい、に対して提案します。


 

理由は柔らかい印象にしたい。

そうなると明るさ、透明感、きつさがない色が必要

提案1:今より少し明るいアッシュ系

メリット-少し明るく、柔らかい印象になる

デメリット-今とそんなに変わらない

 

提案2:今ぐらいの明るさにハイライト

メリット:ベースで色味を出せるので黄味が出ずにすむ。

デメリット:時間と料金がプラスになる

 

提案3:今より少し明るくしてハイライト

メリット:印象をけっこう変えられる

デメリット:やや黄味による、時間と料金がプラスになる

例1、2共にかなり簡潔にかかせていただきました。

実際はもっと聞き込み、提案も細かいです。

ただ流れとしてはこんな感じだということです。


似合わせ・バランス・色の長所短所

流れは軽くわかっていただけたでしょうか?

実際はこの流れに

似合わせ・バランス・色の長所・短所

を組み込んでお客様に説明をしていきます。

「このほうがより似合う」

「こうすると重さのバランスがよくなる」

「この色はこうだから持ちがいい」

など。

 

カラーの提案は、

理由と原因に対する、似合わせとバランスと色の長所・短所による説得です。

こうなりたい

だったらこれ

という感じでいけば話は早いのですが、

お客様は美容師ではありません。

何がベストなのかは私たち以上にはわかりません。

しかし我々はお客様ではありません。

お客様のベストはお客様にしかわかりません。

その両者が歩み寄るために、

我々はカウンセリングで聞き込みをしてベストを感じ、

お客様は提案によってベストを知ります。

提案には必ず説明(説得)を加えましょう。

その時に聞いていただけやすいのが、

似合わせ・バランス・色の長所・短所についての話です。


今回は提案の基礎でした。

これがしっかりできていれば、

カウンセリングはかなりスムーズになります。

カラーだけではなく全般的に、

最近は提案が苦手な美容師さんが多い。

やるかやらないかの判断はお客様がします。

我々は何がベストかを説明する義務があります。

料金が、時間が、あれが、これが、

提案しない理由はたくさんあるのでしょうが、

提案がなければお客様はずっと通ってくれません。

極端に言えば誰がやっても同じだから。

ぜひ提案をする癖をつけていただきたいです。

今後は色々な事例をトラブルシューティングで、

カウンセリングから施術の流れを解説していきます。

 

 

 

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